INTERVIEW 02 部署間を超えたチームワークで、得意先から求められる組織へ PROFILE 2010年入社 中途採用 営業部 セールスグループ グループリーダー 職種:営業 専門分野:営業・マーケティング・マネジメント 中学校教員としての勤務を経て、商品開発や流通への関心から、大手小売会社と食品卸会社の2社を経験。その後、ワークライフバランスの充実度が転職の決め手になり、アミファの前身フジ産業へ入社。売上拡大とともに、部下育成にも積極的に取り組んでいる。 Q. 食品卸の会社から、当初は規模が小さかったアミファに営業職として入社を決めた理由はなんですか? 前職は食品関連の老舗だったのですが、朝が早く夜も遅い仕事だったので、「土日休みかつ適度な勤務時間」を軸に転職活動をしているときに、アミファの前身・フジ産業を知りました。 「100円ショップ向けの営業」という職種は、当時まだ珍しかったと記憶しています。しかし当時は、超円高という経済状況の追い風も受けて店舗が拡大していたので、成長が見込める業界に魅力を感じ、応募しました。自分の面接を担当して下さったのは、現在の社長と部長で、話が盛り上がりすぐに内定をいただきました。 前職はいずれも規模が大きい企業で、意思決定や稟議に時間がかかる「スタンプラリー」的な企業体質だったのですが、 入社当時のアミファはこじんまりした企業独特の、決断の速さに勢いを感じました。業務フローなど整備されてないものも多かったですが、自分のやりたいことに挑戦できる企業風土があるのではないかと考え、入社を決意しました。 Q. 入社当時は比較的新しい職種だった「100円ショップ向けの営業」も、安定した大きな市場に成長しました。現在の営業部ではどんな業務をされていますか? ワンプライス(100円ショップ向けの商品)の売上や予算管理が、営業の統括としてのメイン業務です。 また、経験が浅いメンバーから中堅のメンバーまで、それぞれが抱える課題解決のサポートを通して、成長・育成を支えることにも日々取り組んでいます。アミファは一つひとつのスピードが速い反面、課題も多く出てきます。早い段階でボトルネックを解決することで、よりスムーズに仕事に取り組むことができるんです。特にワンプライス部門で、もっと売上を向上させるためには、既存の商品に加えて新しい商品カテゴリーも展開していかないといけない。「100円」という制限があるからこそ、「アミファの売りであるデザイン性よりも機能性に振り切る」ような大胆な決断もときには求められます。しかし、そんな機能性に振り切った商品が、デザインの観点からも悪くないものに仕上がることもある。経験則で全ての課題を解決できる訳ではなく、話し合いのなかで生まれるアイデアが商品開発を大きく前進させることもあるんです。 自分自身も日々新しい発見があり、楽しく勉強させてもらっています。 Q. 100円ショップ向けの商品の製造・販売する企業として、やりがいを感じるのはどんなときですか? 「こんなものを商品にできればいいな」というアイデアが実現できて、店頭に並んだときの達成感は何事にも変え難いものがあります。ましてや、単品ではなく店頭の棚を埋め尽くしているのを見たときはときは尚更です。 アミファは、100円ショップ向けの商品を製造・販売する企業では比較的新しいので、販売実績が無い商品は得意先からなかなか任せてもらえないこともあります。それでも諦めず地道に、他社との差別化や提案方法・内容、デザイン、仕様などを試行錯誤することで、やっと単品で商品を任せてもらえるときがあります。例えば、ノート1つから始まった案件の評判が良く、関連商品の付箋やペンにまで広がり、やがて文具の棚がアミファの商品で全て埋まったことがこれまで何度もありました。最初は単品の商品すら導入できなかった分野に「なんとかアミファにやってほしい」と取引先から頼まれたときは、とても感慨深いものがありました。 できないことを嘆くことよりも、できることを探してすごいスピードで動かしていく姿勢はアミファらしさだと思います。 Q. アミファの成長を10年以上にわたって最前線で目にしていると思いますが、これからどんな方法で会社に貢献していきたいですか? 後輩社員へ権限を移譲しながら成長をサポートし、チーム力の強化に挑戦していきたいです。 商品開発や営業を各カテゴリーで進めていくと、やがて成熟期が訪れます。打破するには、企画段階から商品が店頭に並ぶその瞬間まで、一連の全体像を描けるメンバーを増やすことが必要だと思っています。得意先が求めるものを実現する営業と、アミファの商品として優れたデザインを追求するデザイナーの正解が常に同じだとは限りません。各段階の担当メンバーの「最適解」は違うんです。これを理解して、部署間を超えて動けるメンバーを増やすことこそが、アミファらしいスピード感を活かした新しい分野への開拓につながり、企業としてさらに前進するための原動力だと信じています。