自分が企画やデザインを担当したものが、平面のグラフィックデザインではなく、実物の「商品」として消費者に使って貰えることに魅力とやりがいを感じて、アミファへの入社を決めました。「100円」という価格だからこそ、性別年代問わず幅広い層の消費者に商品を手に取って貰えることも魅力のひとつでした。

新卒で入社した会社では、幼児教材のデザイン業務を担当していました。その後、自分がデザインしたものが形になって残る商品の製作に関わりたいと思い、子ども向けのファンシー文具をデザインする文具メーカーを2社目に選びました。自分のやりたいことや目指すキャリアが明確になることを実感できたのでやりがいを感じていましたが、ターゲットがはっきりしている「子ども向け」のデザインから離れて、大人にも使って貰える商品のデザインに関わることが自分のステップアップになるのではないかと考えるようになったとき、偶然アミファの求人を見かけました。自分が「できること」と「やりたいこと」を両立できる最適な職場だと思いました。

現在は、実務のデザイン業務と管理のマネジメント業務の2つを主に担当しています。
自分のチームのマネジメントとデザイン業務を並行して、企画のスケジュール管理をしながら、社内システムの再構築などの業務改善業務をやることもあります。管理業務を行う立場になると、現場からどうしても離れがちになってしまいます。デザイナーとしてアミファに入社したので、自分のデザインが商品になる喜びや、消費者の直接的な反応をみることにやりがいを感じるので、できるだけ現場に関わっていたい気持ちもありました。しかし、「現場でのやりがいをもっと自由に実現できる」という発想に切り替えるアドバイスをもらったことで、視野が開けたように思います。ひとりで同時に担当できる案件の数に限りはありますが、マネジメントやディレクションを工夫することで、現場を担当するメンバーの働き方も大きく変えられる可能性がある。「ひとりのデザイナーとして」から「チームで喜ばれる商品を作ること」に考え方をシフトして、好きな「現場での喜び」をもっと大きくできるよう日々業務に臨んでいます。

クオリティが高い製品を一度にたくさん展開する販売スタイルは、アミファ独特のスタイルだと思っているのですが、特に季節行事のようなイベントだとそういう商品が多いんです。入社直後に担当したバレンタイン企画で実感しました。入社したばかりでアミファの業務に不慣れなうえに、今まで経験したことない数の商品の仕様を理解しながらデザインも見積もりも同時進行で進めなければならず、「やばいかも…」とパニックでした（笑）。そんなとき、アミファ歴が長いメンバーのみんなが親身にサポートしてくれたんです。スケジュールを調整してくれたディレクターさんをはじめ、チームのメンバーの協力のおかげでなんとか企画を完遂できました。絶対に自分ひとりの力ではできなかったと思います。結果、素敵な商品を発売でき、今でも終わったときの達成感が忘れられません。チームで仕事する重要性を再認識できた経験でした。

現在、私のチームではキャラクター商品などのライセンス事業に取り組んでいるのですが、さらに視点を変えて、他の企業とコラボ商品を開発するライセンス事業もできたらいいなと思います。前例がないことなので実現の壁は高いですが、なんでもチャレンジできるアミファだからこそ、せっかくやるならこれまでになかったものをチームメンバーと実現させたいです。プチプライスなど、他の価格帯で既に商品化されているものを100円で商品化しようとするとなかなか難しく、アミファの企業努力だけでは解決しない問題もあります。そこも含めて満足して貰える商品をたくさん提供していきたいです。