INTERVIEW 05 「現場目線」のモノづくりで、商品開発の「最大公約数」を探る PROFILE 2020年入社 中途採用 営業部 事業開発室 企画開発チーム 兼 製造グループ 生産管理チーム 職種:生産管理・企画開発 専門分野:生産管理・デザイン 新卒で入社した雑貨メーカーで商品デザインに4年ほど関わりながら、中国の工場への出張も経験し、モノづくりへの関心を抱くように。また、以前からの夢だった海外移住にも挑戦し、WEB・グラフィックデザイン担当として、北欧の旅行会社に4年在籍。コロナ禍で帰国した後は、元々ファンで商品を愛用していたアミファへの入社を決意し、2020年から企画開発や製造(生産管理)担当として活躍している。 Q. 昔からアミファのことを知っていたそうですね。デザイナーから生産管理職へ転身して、アミファで働こうと思った理由は何ですか? 大学でデザインの勉強をしていたこと、子どものころにシールやメモ帳のような雑貨が好きだったこともあり、デザイナーとして雑貨メーカーに新卒で入社しました。中国の工場への出張が毎月あり、発注通りに製品が作られているか確認するサンプルチェックなどの作業を通して、「現場でのモノづくり」に次第に興味を持つようになりました。 2社目の会社では、昔からの夢だった海外移住に挑戦し、北欧の旅行会社でWEB・グラフィックデザイン担当として、英語を使いながらの勤務も経験しました。 コロナ禍をきっかけに帰国することになり、就職先を探していたときに偶然、アミファの求人を見つけたんです。趣味のお菓子作りやちょっとしたプレゼントをあげるときのラッピングアイテムとして、アミファの製品をよく使っていました。デザイナー職ではなく生産管理の仕事でしたが、より「現場目線」でモノづくりに携わりたいと思っていた時期だったので、ちょうど自分に合っていると思いました。昔から馴染みのある会社で、「1社目で抱いた興味と2社目で身に付けた英語の両方を活かせるなんて!」と、運命のような縁を感じ入社を決めました。 Q. 「英語を使いながらモノづくりの最前線の業務に関わる」事業開発室での業務内容を教えてください。 現在、事業開発室の企画開発と製造グループで生産管理の業務を担当しています。 生産管理としてのメイン業務は、海外メーカーとのやりとりです。生産中の商品は、進捗を確認して品質や納期に問題がないかをひとつずつ丁寧に確認します。また、発注前の商品は見積依頼や単価交渉などが中心ですが、新商品の開拓を進めることもあります。ワンプライス(100円ショップ向けの製品)が多いので、最初から販売価格が決まっていることがアミファの商品開発の特徴かもしれません。決められた条件の中で利益が出るように原価を設定しながら、少しでも理想の品質やデザインに近づける最善の方法を探す。「作りたい製品」の理想と「企業として販売できる製品」の現実の間で、どこかで折り合いをつけないといけません。製品に関わるひと全員が納得できる「最大公約数」のような答えを探すことが、難しさであり、やりがいだと感じています。社内のデザイン担当者や営業担当者と連携して、進捗を共有するミーティングも大事な業務のひとつです。 Q. 入社直後に、会社としても初めての事業に関わったと聞きました。いきなりのことで戸惑いはありませんでしたか? 大きな戸惑いはなく、むしろ楽しむことができました。 アミファが得意なラッピング用の包装紙やシール・メモ帳などの文具の他にも、企業として、新しい分野やワンプライス以外も開拓していきたいと入社前から聞いていました。そして、入社してすぐに、部屋の装飾品や小物などを作るインテリア企画を担当することになったんです。ポプリや造花、ディフューザーなど、これまでアミファが作ったことがないものばかりで、参考にできる前例が全くありませんでした。それでも製品化に向けて、自分で積極的に材料や情報を収集したり、他の部署と連携したりする過程はとても充実感がありました。毎年販売しているノートのような定番製品は微細なマイナーチェンジがあるものの、阿吽の呼吸で淡々と各部署の業務が進んでいきます。 Q. アミファのメンバーとして、1人のアミファファンとして、これからの目標はありますか? インテリア企画のように、アミファの新規事業を増やしながら「ブランド力」も向上できたら素敵だなと思います。 SNSやネットで話題になることがよくあるのですが、「アミファの商品」ではなく、「100円ショップのユニークな商品」として取り上げられることもまだまだ多いんです。100円という価格の中でこれだけユニークな製品を生み出している会社だからこそ、培った技術やノウハウを他の価格帯の製品開発にも応用できる。もっと多くの人にアミファという名前を知って欲しいんです。昔からアミファの製品に慣れ親しんできた一消費者として、会社の一員としての思いです。